人気が無い日本人男性でもモテる国

・ブラジル

サッカー大国、ブラジル。

ブラジルは治安が悪いというイメージがあるが、それは限られた地域と人間の話であって、地元の人間は基本的に優しい。2000年以降も日本人がブラジルへと渡り、そこで永住してしまう人が非常に多いくらいだ。メキシコに似て時間がゆっくりと流れている(参考:海外移住.com)。

日本人がブラジルでモテる理由はいくつかあるが、最大の理由としては日系ブラジル人の働きによるものが大きい。日系ブラジル人とは、ブラジルへ移民として渡った日本人とその子孫のこと。端的に言うと、彼らはブラジルの発展に大きく貢献し、現在でも「礼儀正しくて賢い」という評判をキープしている。ちなみに今後も日本とブラジルの絆は強くなりそうだ(参考記事:NHK

ブラジル人は色んな血が混ざっており、そこまで人種の違いを気にしない。メキシコ同様、他の人種に対して寛容なのである。したがって、肌の色や国籍を理由に現地人から拒否されるというようなことがない。

またブラジル人には「丸くて大きい目」の人が多いため、逆にアジア人の「細くて長い目」の方が珍しくて格好良いと評価される。いわゆるジャニーズ顔でない日本男児でも、ブラジルでは人気が出る可能性が十分にある。

ブラジル人の特徴として、直感型の恋愛をする。つまり、その人の仕事や財産などのステータスなどはどうでも良く、「好きだから好き」という感じで超ストレートに向き合っている。

事実、ブラジル人女性の間では「男は笑顔とボロドゴ(borogodó)があれば十分」だと言われる。この「ボロドゴ」とは顔や体格とは別の何か、その人に漂う魅力のことを言う。

つまり、顔が不細工で、優れた体格の持ち主でもなく、更に社会的地位や財産を持っていなくても、このボロドゴがあれば女性を魅了することができる。その人から滲み出る何かかがあれば勝負できる。

日本の移住者が多くて住みやすい国、一度訪問してみはいかがだろうか。


・アフリカ南部

ざっくりと広い地域で「アフリカ南部」と区切ってしまったが、事実そうである。例えば、ナミビア、タンザニア、マラウイ、ボツワナ、モザンビーク、ザンビアなどがアフリカ南部にあたる。

これは「日本人」というよりも、「黒人以外」であれば珍しがってチヤホヤされる。日本でも似たようなところがあり、アジア人以外の人種は珍しく、とりあえず関わってみようとする人がいる。特に白人の人気は高い。

気を付けたい点は、親切にしてくれるが、結局は「ただの金づる」として見られている可能性があることだ。

私もザンビアではモテまくったと錯覚したが、電話番号を交換するや否や「私の友達だったら、トップアップを送ってくれ」と言われたことが30回以上ある。トップアップとは、ケータイのプリペイドカードのことで、要は「電話代を払ってくれ」と言っているようなものである。ちなみに私と私の友人は、そんな連中は即ブロックしていた。

この件に関しては同僚だった女性に聞いたことがある。すると納得のいく回答を得られたので共有する。アフリカに行く予定のない人はさっさと次の国を読んでくれ。

なぜ、アフリカ南部の女性は平気で男性にモノをねだるのか。これは「女性に多くのモノを与えられる」ということが男のステータスだからである。

例えば、結婚の際、男性側の家族から女性側の家族へ貢物を収める風習がある。それが家畜であったり、家電、車、現金など、高額になればなるほど愛と尊敬の度合いを示し、また男性側もそれを誇りとする。これが男女間の常識となり、どれだけ良い男かを計る女の手法ともなった。

結婚後に関しても、太っている女性の方が、旦那の稼ぎが良く、裕福さの現れとして認知されている。従って、普段から太っている女性の方が人気がある。その証拠に、日本人から見て「細くてすらっとした美しい女性」でも、話をしてみたら「自分に自信が無い」と言う女性が多かったりする。

逆に日本人からすれば、日本人好みの女性が現地では人気がないので選ぶ側としても有利である。


・オーストラリア

最後にオーストラリア。

オーストラリアに住んでいた、あるいは住んでいる日本人からすれば「えっ!?」と思うかもしれない。しかし、ここでも若者の間で密かにイエローフィーバーが広まりつつある。アメリカほどではないが、アジアへの関心が徐々に高まってきているのだ。

ネットで検索すれば「日本人はオーストラリアで差別される」というネタが多数見られる一方で、「日本人女性はオーストラリアでモテまくる」と相反する内容も多数見られる。

アジア人を嫌う連中が、どうして「アジア人女性と付き合いたい」と思うのか。まず、この矛盾について紐解いていく。

そもそも、日本人が白人の差別対象となった大きなきっかけは、1800年代の「ゴールドラッシュ (Gold Rush)」にまで遡る。一攫千金を夢見てオーストラリアを採掘しつくしたアジア人は、現地人に「小さくて貪欲な金目当ての汚い人間」という印象を残した。これは、今でも歴史の一つとして、語り継がれている。

それに加え、オーストラリアという国は、元々イギリスの白人が先住民であるアボリジニを支配して栄えた国であり、「有色人種より白人の方が優れている」という意識が少なからず残っている。10年前の2008年、オーストラリア政府は公式にアボリジニの人たちへ過去の過ちを謝罪したばかり。日本で語られることはあまりないが、オーストラリアの人種差別には強烈な歴史がある(参考:Nikkei Style)。

そんな背景もあり、確かに日本人も差別の対象となる。

しかし、そのほとんどが、少数の白人男性から日本人男性へ向けられたものだ。そして約1年間のワーホリでの滞在で、1回遭遇するかしないかの出来事を、1回でも遭遇すると、被害者はそれが日常茶飯事のように書き立てる。確かに差別は我々からすると極めて不愉快で許し難い行為だ。私もアフリカで中国人と間違われ、集団でバカにされたときは鬼人と化した。

一方で、熟練の白人男性からすれば「日本人女性は白人というだけで簡単に抱ける」というイメージがあり、遊び相手としては持って来いなのである。少し言い方が過激になってしまったので、別の言い方をすれば「Noと言い切れない傾向がある」ということを知っているのだ。しかし、実際に付き合ってみると、オーストラリア人女性よりも自己主張が強くなく、礼儀正しく、ある程度の経済的余裕があり、男性に尽くしてくれる、ということから人気を博している。

残念ながら人種差別は今でも見受けられるものの、徐々に過去のこととなりつつある。差別をする人間は、そのほとんどが、異文化に触れたことのない視野の狭い人間である。LCCの登場により、若者でも気軽に旅行が出来るようになった今日、我々が思っているよりメンタル面でのグローバル化も進んでいる。

K-POPやドラマ、アニメ、和食レストラン等の影響もあり、オーストラリアの若者の間では日本人に対する眼差しは良好なものとなってきた。アメリカほど大きくないにしろ、そういった若者のコミュニティに入っていけば間違いなくモテる。なんなら浴衣を着ていけば効果は抜群だろう。

まとめ

以上が日本人男性でもモテる国である。

  1. メキシコ
  2. アメリカ
  3. タイ
  4. バングラデシュ
  5. ブラジル
  6. アフリカ南部の諸国
  7. オーストラリア

ここで紹介した国へ行けば「誰でもすぐにモテ男」というわけではない。海外でのデートのマナーは日本とは異なる。その辺のことをさらっとまとめた記事「外国人とのデートで気を付けたいこと」を参考に、デートにはある程度の準備をしておいて欲しい。同じ日本人男性としてグローバルに成功してほしい。

他にもモテる国や地域はあるかもしれないが、まだ調査しきれていない。今後見つかればまとめて新しい記事にしたいと考えている。

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